先日ある一人の60代の女性とのやり取りの中で眉の話になり女性の眉について書こうと思いました。その女性は眉の位置が左右違う女性。眉というより筋肉の位置が左右違うというほうが的確でしょう。皆眉というと眉の形のことばかりを話題に出されますが、眉毛の下には筋肉がありその動きで眉の形に変化がでるという大切で基本的な話はあまり聴きません。そしてもちろんこの女性のように左右筋肉(位置)の優位の違いがある人もいます。この女性はその左右差が気になるから眉をアートメイクされています。ですがそのアートメイクの形が気にいらない。そして何年も消えないことに腹立たしさを感じている。だから結局その上から書き足しているのです。こうゆう事実は沢山あります。
彼女の新しく施された眉のベースとなる形は美人眉と言われる「新月眉」の形。そして形態は昔で言う「楊貴妃のような眉」といわれた細く長い形。どちらも文章にすると聞こえがよいのですが本人にはその美人の眉の代名詞が気にいらない。なぜか? この女性は仕事をしている人そして経営者。女性とは言っても男性並みに働いて養ってもらう人ではなく沢山の人(従業員など)を養っている女性。女性は皆美しくなりたいと願う生き物ですが美しさの核になる場所にはその人それぞれの価値観があります。そこを無視してこちら側の「美人とはこう」という価値観を押し付けるという姿は何も今回に限ったことではありません。ちなみにこんな女性もいました。
彼女は転職し新しい場所で新たな気持ちで挑もうとしている女性です。その雇い先の経営者は経営戦略のひとつとして観相学を勉強したことのある男性でした。彼女の眉を見て「もっと細くしましょう。僕があなたを変えてみせます。」などと寝ぼけたことを言うと言うのです。彼女はこの場所での仕事は直ぐ辞められました。女性の細い眉とはひ弱・か弱さの象徴「何とかささえてあげたい」の男心をそそり愛情に恵まれると言います。ただし眉に力がないぶん自力で生きる力に欠けるという弱みをもちます。
今の女性の美は多様化しています。そして人もその人を取り巻く環境も十人十色です。働く女性は男性並みの「眉目秀麗」という観相学的に見て非常に良い顔といえる男性並みの器量が・・・そして妻・母になって家庭を支える女性は「良妻賢母の顔」と又違う美しさがあります。その場所に有った美しさがあるのです。
眉には「才能・家系・意思」が見てとれて眉の濃淡は「個性の強弱」そして眉の長い短いは「持続力を・・・」細い眉は「情感豊か」と見て取れます。仕事をしている女性が細い眉に納得しないのは自分の個性を押し殺せと言われているような物。自己滅却などできないという主張でもあるのです。
自分は主張できる人。だけど今・この場(人と対する場)ではその主張力を前面にださないように・・・そしてそのことで自分の気持ちをも緩和し調和や協調性を生み出すことの方が結果自分にとっては仕事上優位であると考える人もいます。私の50代の友人でもそうやってわざと隙を与えている人達がいます。そうやって若者や物を知らない者が入る間を与えてくれるので若い友達が多い人もいます。(第一印象として)眉は演出の仕方で訴え方を変化できる場所。女性は眉ひとつで見せ方・見られ方の変化を創れる場所。目的をもって自身の主張を考えるそして演出してみるというのはどうでしょうか。 |