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触れること触れられることって、温もりを感じ不安と緊張から解放してくれるコミュニケーションのひとつのように日々思い感じています。
幼いころ、よく転んだりケガをしたり何か有る度、お母さんであったり家族のだれかであったりが頭をなでてくれたり抱きとめてくれたり、そんな記憶から、触れられる気持ちよさを自然と私たちはインプットされて来たのかもしれません。そういえば香りも一般的にリラックスすると言われている物でも、その人が幼いころその香りに嫌な思い出があると記憶の扉が開き、リラックスするどころかいやな気分になってしまうという実験結果もあります。
もともとは医学におけるマッサージの必要性をフランスで説いたのをもとに、オランダやフランスの医師などによって効果が証明されたのが始まりと言われています。今ではマッサージの方法も用途に合わせていろいろ有ります。身体はすごく素直です。私は、髪を含む頭の先から足先までコースの中でほとんど触れるのですが、嫌な事があったりストレスがたまっていたりすると背中の胸椎の横なんかがプクッと棒でも入っているかのように膨らんでいたり、足裏のマッサージを行っているとき、今まで高血圧の事で心配だった人の足に膵臓のツボが腫れていたのでおかしいなと思い、お医者様で診て戴いたら糖尿の反応がでていたり…と身体は自分では気づかないどこかにサインを送っています。
私はお医者様では無いので治す事はできませんが、肌を通じてそんなサインに触れる事によりその人と一緒に身体を知って、緩和するお手伝いをしています。
マッサージは気持ちと共に身体の新陳代謝を良くします。血液の中には酸素と栄養が詰まっています。流れがよくなり身体のすみずみまで行き渡ると、細胞の新旧の交換もバランスが良くなり、健康にも美容にもいい状態が提供できる訳です。食べること以外でもあなたの身体に栄養を与えてみませんか。
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