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今日は病院の帰りです。帰りしななんとなく「このことが書きたいのかなー。私」と思ってしまいました。
以前緩和ケア病棟(県立病院内)で癌の人のケアをしていると書いたかとおもいますが、ここは全部個室になっててお部屋お部屋でいろいろカラーがあり香りや臭いがあり明るい部屋くらい部屋があり今日一日だけでもいろんな体験をし帰ってきました。
香りと臭いと2つ書いたのは今日特にそれを感じることがあったからです。
ここの緩和ケアの中ではアロマ・リフレ・音楽療法・カラーセラピー・タッピングタッチなどなどいろんな療法が西洋医学とともに行われ体と心の両方から楽になってもらうをキーワードにそれぞれが力を出し合い現在にいたります。
私は一応リフレの担当なのですが、差別化を図る意味で現在オイルに精油はいれず行っています。なぜそんな前置きを書くか?それは私の方からは香りを発する事はしてないよ。と付け加えたいからなのです。
明るい部屋。
ここは病院か?ホテルか?と思うくらい心地よい香り。ベットサイドにルームランプになるものの上に安眠を誘う精油が香り心地よく彼女はお休み中。体調も安定していて家族の方も余裕があるのだろう。単調な部屋に少しでも「楽しみ」を、と飾り付けもまめにし入っただけで優しさが伝わる。一時病状の悪化が進みかけた時は精神も不安定だったが今は気も落ち着きを感じる。ただ80歳前の彼女は以前の鼻の穴の形が勇敢そうで向かって行く意思の強さを感じる鼻の穴の形だったのが、病院が長くなってる事もあってか久しぶりに会うと鼻の穴の形がかわっていた。そうなにごとにも敏感でなくなってきている鼻の穴の形だった。少し前ははきはき答え主張していたのに少し寂しさを感じる。でもしょうがないと言い聞かせ私もこのいい香りに酔いながら足を触り挨拶もそこそこに次私を待ってくれている別の部屋に向かう。
暗い部屋
さっきと打って変わりかなり空気がどんよりしている。本人も辛い。痛い。気持ち悪い。足はきついむくみ。しんどくて横向きにしか寝れない。足を触り少しすると吹き出るように臭いがでてくる。このパターンでよく感じる臭いだ。病院で足を触るとよく感じる反応のひとつにこの臭いがある。そうこげくさいような色でいうと灰色っぽい臭い。そしてやはりかんじてるその時彼は痛いと。治療するという意味合いより緩和がテーマのため痛いのシグナルが感じないようにするのだが足を触ると御腹がうごきやすくなるため、御腹が動く事が痛いと感じる状態の時はあまりしないのだが感じやすくまた臭いがでる。
今まで「自分はまだ希望を忘れていない」って人はこれを自分で繰り返そうとし実際状況が随分改善方向に行った人もいた。その人も何度とこの臭いを出し途中から臭いが変わり、足の浮腫みが随分変わった人だった。
臭いというと体の中から出ていてなんとなくくさいイメージで香りというと外部環境からでやはり良いイメージがするのは私だけだろうか?
病院の人達は体の調子が悪いから特別?いやそんなことはない。どんな人にも体臭はある。そういえば昔流行ったのに異性をひきつけるフェロモンとかもありました。そうそんなものから他に体調の有無を知らせる臭い。例えば口臭とか分泌物の臭い(大小便)とかこんなのもバロメーターを図るものとして体調の有無を身近に知らせていたりする。そう日常に感じる時皆ありますよね。
又さっき焦げ臭いといいましたが、実際トリートメント始める時は無臭で始めて途中から急に噴出すかのように例えば生臭い動物のような臭いが足から出る人もいました。(もちろん病院の中の話ではありません)他もいろいろありますが・・・。結構こんなささいな変化もばかにできないものなのです。ほら東洋医学でもいうでしょ。脂っぽい獣肉の臭いは肝の病。こげくさい臭いは心の病。腐った臭いは腎の病。生臭いは肺の病。かんばしいは脾の病。って・・・。
今季節の変わり目で体調がついていってない人を多く見かけ、風邪の第一弾をちらほらみかけることが多くなりました。日々の忙しさにかまけ自分の微々たる変化や発してるものにキズク事ってなかなか出来ない余裕のもてないご時世ではあるのだけど、きずいてあげれる状況をつくってあげたいものです。
そんな微妙な変化の時や事前の対策のひとつにアロマオイルなんかを使って部分に湿布したり吸入したりなんかをうまく取り入れられれば案外心も体も抵抗力がつき嫌なにおいを発せず今時期風邪なんか引かずにいけたりしてね。
そうそう先日脱毛できてた娘が鼻がぐずぐすしてたので脱毛しながら湿布と吸入をしてたら帰る頃にはおさまってましたよ。なにごとも早めのきずきと処置だね。と再確認し、ああそうゆう私も今日病院で「目の周りに疲れがでてるよー。化粧が取れてるぞ」と朝一から言われたところ。おいおい私も人のことはかりでなく自分をなんとかせねばならんでーと自分を振り返る今日この頃なのでした。
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