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エステコラム“ハート&ソウル”玲子プロフィール

Vol.65 - 顔を見ればわかること 〜呼吸編〜-
 

11月になり朝夕の温度差から風邪気味の方を多く見聞きするようになりました。
テレビのコマーシャルでも風邪薬のコマーシャルが多くなりましたね。
引き始めの時、違和感を鼻・喉に私は感じます。
今回「顔を見ればわかる事」この話を記しようと思ったのは先日施術3回目の女性30代
がん患者さんとの関わりが発端です。
この方は自己免疫が下がり連日熱が下らない・・・。足を触る事での放熱と癒しを求め施術を希望されました。
希望を聞き顔を見ると鼻水もあり呼吸も浅い。
私が病床で今回お薦めしたのはフランキンセンスの香り。鼻通りをよくし呼吸が深くできる。そのことを一番の目標とし選びました。
「口を閉じて鼻で息する長生き人生」という言葉がありますね。
呼吸=息を吸う・吐く。何気に行っている作業ですが案外「ちゃんと行う」のは難しい。
これは口元に意識も必要ですから病気のあるない関係なく常にちゃんと行う・行えているって案外難しい事なのです。

鼻根は眉を下方に引く作用、鼻筋は鼻の軟骨をおすように働いています。
人によりその動きが強すぎるかのように表面が緊張していたりしている場合もあります。
鼻は3つの甲介と鼻中隔に挟まれ気道があります。
鼻筋の緊張が解け空気の通りがよくなり呼吸とともに腹部の膨らみが目で見て感じられるようになると多くの人は眠りにはいっています。
終わり起こすとあくびが出る人も少なくありません。
表面を触り血管の収縮を促す方法は副産物的に鼻甲介により形成されている狭い通路の中の血管の拡張と収縮をする事に繋がり鼻の細道を閉開させるのではないか。その事で結果呼吸が楽に深く吸える事に繋がっているのではないか。皮膚表面にある毛細血管の動きが実際皮膚表面から見てわかる人などをよく見る私はそのように思うのです。

癌患者である彼女もそうでした。
フランキンセンスの精油を紙コップに含ませ部屋を後に一時間後、「アロマの先生を呼んでください」のコール。
部屋に行くと「先生鼻にキーンってきます」→「キーンって?」→「鼻がすごい通る」→「通りすぎたんだね」→「先生が始めに言った香のブレンドにしたらいいですか?」→「香を足さなくてもいいと思うよ。もう鼻大丈夫そうだね。」→「うん」→「効きすぎたなら、もう鼻が通って大丈夫ならコップは廃棄してもいいと思うよ。」→「置いておきたい・・・」→「じぁベットサイドじゃなく窓の近くから部屋全体に香が届くようにしようか」→「(^^)」
そのやり取りの中、私が見ていたのは彼女の鼻の血管です。
彼女の鼻横には1時間前には無かった血管が大きく浮き出ていました。
その事を聞くと鼻を触り無意識にマッサージをしていた。との返事。
鼻筋を触り今の彼女に適した触り方の方法を教えて部屋を後にしました。
呼吸器が弱まっている風邪気味などで来店の方に必ず行う鼻の施術の簡単版を・・・。

観相学では鼻筋は「命宮」といい健康運を表す場所。呼吸が浅く・・・が続くは万病の基。
顔で言うと眉をしかめている時は呼吸が浅くなっている時。
そして心臓の拍動は一定なものではなく呼吸の仕方によって影響をうける。
息を吸う時と吐く時の心臓の拍動間隔。このゆらぎが大きいと交感神経と副交感神経の働きが正常に機能しているということになります。
呼吸の一つ一つの大きさは腹部で、呼吸の表れは鼻と眉間の皮膚の様子で確認が出来るのです。
そして見た目にも。

観相学でいう「命宮」の中の「年寿」は健康・病気にかかわる場所とし扱われます。
元々の大きさはあるのですが現在の姿として活動が不活性状況にある人もよく見かけます。
活動状態にあるという事は体力にも恵まれ精神的にも安定し何かしらの活動を行おうとする時に自分らしさが発揮しやすい状態を意味します。
鼻はケアできる場所。
これからの季節、いろんな意味で鼻のケアは大切かもしれませんね。




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