先日、8～9年通っている市立病院の緩和ケアでのボランティア謝礼が初めて支給された。
5年以上続けているボランティアスタッフに対してで一部に対してですが、公立の病院で継続的に支給を始める事となったことは革新的なことであるし、昔を思い起こし、いろいろな意味で金額では図れない嬉しい気持ちになる出来事でした。
足を見ればわかること。
病院での施術回数もどうやら1000回程になる様子。
同様に長年仕事として施術をする中で、やはり「足を見ればわかること」があるのです。
また、その事は、私にしたら普通のことなのですが、医療者や患者さん。当方にて施術を受け私の話を聞く方。にとっては「足を見てわかること」を伝えると、実感と共に深く納得をしてくださいます。
足の裏のツボだからわかるのではなく、足の裏の筋肉の状態、足の各骨の稼動域の状態、角度、足全体の筋肉の方向。
その全ては、身体全体を表し状況を示します。
そしてそこには改善に向うキーポイントがあります。
今回はそんな中の一例として「メニエル病」をお持ちの方の「足を見てわかること」を書きました。
メニエル病と言えば耳鼻科に診断を受けに行かれることかと思います。
典型的なパターンとして①回転性のめまい②難聴③耳鳴りが連続して起こり、処方としては利尿剤の処方。そして血流改善剤やステロイド剤が奏功する場合もあると言われていますね。
つい耳周辺の処置のみで終わりがちかと思いますが、身体は全て繋がっています。
では、このような方の足元はどのようになっていると思われますか。
このような方の多くは、永い期間不安定な(こけないようにする)状態にさらされていたため、小指側に負担が強くなり、長趾伸筋の腱の緊張と小趾外転筋の緊張(足の甲)、そして外果(くるぶし)周辺の稼動域の変化、とともに、前脛骨筋～大腿二頭筋(ひざ下外側～後ろふともも)の緊張が強くなっていて、それにともない腰の不調も訴える方もいます。
疾患をもっていても、初めに全てをさらけ出してお話する人ばかりではありません。
ですが「足を見てわかること」を伝えると、初めて病名であったり、危惧する事を話してくださる場合もありますね。
身体は正直です。
言葉より多く言葉を語ることもあります。
そして身体の各場所は全体の縮図です。
多くではなく「足だけを見てもわかること」はあるのです。
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